最新のニュースによると、日銀が17年ぶりに「マイナス金利政策」の解除を決定したとのことです。
私たち不動産業界もこの動きを注視しており、特に気になるのが住宅ローンの金利の上昇です。
住宅購入は人生で最も高額な買い物と言われます。
ほとんどの方が長期にわたる住宅ローンを組んで購入されます。
その際、支払額に大きく影響するのが融資金の金利です。
私たちが不動産業界に携わって以来、今の金利は本当にありがたいものだと感じます。
不動産業界に入った平成4年には、住宅金融公庫(現在のフラット35など)の基準固定金利が5.5%だったことを考えると、まだ今は1.9%程度です。
例えば、35年返済で2000万円を固定金利で借り入れた場合、毎月の支払い額は以下の通りです。
平成4年当時(金利5.5%):107,403円
令和6年3月現在(金利1.9%):65,230円
驚くべき支払額の差がありますね。
約30年前の高金利時代とはいえ、毎月42,173円も違います。
しかし、今後もバブル期の5.5%のような高金利になることはほぼないと考えられますが、住宅ローンの金利が上昇することは、購入者の購買意欲や新築住宅の販売不振につながる可能性があります。
仮に金利が1.9%が2.5%になっただけでも上記の条件の場合の毎月支払いは71,499円になります。
僅かな金利上昇で6,269円も毎月の支払いが変わります。
このような状況の中で、中古住宅へのシフトが進む可能性や、住宅を購入しない選択肢を選ぶ人々が増えることも考えられます。
そこで、この機会に住宅購入を検討することは重要です。
金利が低い今こそ、将来の安定した住居環境を築くために行動する絶好のチャンスです。
是非、計画を立てて行動に移してみてください。
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