本日はお客様と一緒に住宅ローンを申し込んでる銀行に「金銭消費貸借契約」に行ってきました。
金銭消費貸借契約とは?
要するに、お金を受け取る代わりに同額のお金を返す契約です。
不動産を購入する際に必要な融資を申し込み、書類が整ったら、銀行と借り入れ契約を結ぶことを指します。
我々手助けする仲介業者としては、不動産購入についての一連の流れを経て、最終的には借りたお金で売主に物件の代金を支払い、不動産の所有権が移転されるまで、取引は完了しませんのでホッとは出来ませんが、もう一息といったところまで来たことになります。
その不動産引き渡しまで、住宅ローンを絡めた一連の流れを下にまとめてみました。
- 不動産物件を内覧
- 不動産買付申込書を売主へ提出
- 条件面のすり合わせ
- 住宅ローンの事前申し込み
- 事前申し込み段階での内諾
- 不動産売買契約の締結
- 住宅ローンの本審査申し込み
- 本審査合格
- 借り入れ予定銀行にて金銭消費貸借契約を結ぶ
- 不動産売買決済
不動産物件を内覧
先ずは気になる物件を電話して不動産業者に案内してもらいます。
一度で結論が出る場合もありますが、2,3度足を運んで物件の確認が行われます。
そして買主は購入への意志が固まります。
不動産買付申込書を売主へ提出
購入の意志が固まったら、不動産業者を介して売主に正面に手条件を記したものを提出します。
これは不動産買付証明書とも言われます。
条件面のすり合わせ
不動産買付証明書をもとに仲介業者は売主様と打ち合わせをします。
条件面でのやり取りが仲介業者を介して行われます。
そして条件が売主、買主とも整うと売買契約に向けて動き出しますが、住宅ローンを申し込んでの購入の場合は、これから住宅ローンの事前申し込みに向かいます。
住宅ローンの事前申し込み
自己資金と希望借入額、をある程度決めて借入希望の銀行に事前の借り入れ申し込みを行います。
事前申し込み段階での内諾
申し込みしてから一般的には3営業日以内に事前の審査の合格の連絡があります。
これをもって仲介業者は売買契約書の作成に取り掛かります。
不動産売買契約の締結
書類と売主・買主の都合がいい日時に仲介業者の事務所にて売買契約が行われます。
この時に仲介手数料、印紙代、契約手付金等のお金が動きます。
住宅ローンの本審査申し込み
売買契約が終了すると買主様はその足で銀行に向かうか、ネットで事前審査の通ってる銀行へ本申し込みを行います。
本審査合格
本申し込みに必要な書類がそろって最終審査に銀行は入ります。
約2週間、じっと銀行からの本申し込み審査合格の連絡を待たないといけません。
そして連絡あり、いよいよ最終段階へ!
借り入れ予定銀行にて金銭消費貸借契約を結ぶ
売主・買主、仲介業者、司法書士、銀行の皆が揃う時間を決済時間としますが、その約1週間前に銀行へ買主様は必要書類をもって出向き、「金銭消費貸借契約」を銀行と結ぶ手続きをします。
不動産売買決済
さていよいよ関係者一同が買主様住宅ローン申し込みの銀行に揃い、代金の授受、そして所有権移転の手続きが行われ、それが済んだら売主様から買主様は鍵を預かります。
これで購入した不動産は自分のものになります。
そしてその後毎月住宅ローンの支払いが始まるという流れになります。
本日は9番目までが終了しましたので、あとは最後の不動産売買決済を待つのみとなりました。
買主様が本当にうれしそうでした。
当日は仲介業者としてミス無く速やかに一連の作業が進むよう気を引き締めないといけません。
まだホッとするのはもうちょっとだけ先かな。
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記事作成:坂本(R.SAKAMOTO)
NO.751
まだまだ愛媛地方地震に警戒が必要、防災グッズ見直しておいた方が良いですよ