不動産大好きRのブログ

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台風がまたまた発生、物件に何も被害が無いかどうか心配になる季節

8日(木)午前9時、フィリピンの東で台風12号が発生した。台風の中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、1時間に約20キロの速さで西南西に進んでいる。  台風は今後も北上を続ける予想で、沖縄はあさって10日(土)から次第に風が強まり波が高くなる見込み。その後の進路によっては、沖縄は11日(日)ごろから週明けにかけて暴風となるおそれがある。今後も、最新の台風情報に注意が必要となる。

yahooニュースより

またまた台風発生ですね。

この時期は毎年のことながら多いです。

我々不動産業で心配なのは、売却のお預かりしている物件が台風の時に被害にあわないかどうかです。

 

さてここで不動産あるあるですが、不動産の売却を頼む際に売主と仲介業者で結ぶ契約に、

①一般媒介契約(複数の不動産業者へ売却の依頼が出来る)

②専任媒介契約(1社に決めて売却を依頼するが、自分で見つけたお客様は自分で契約できる)

③専属専任媒介契約(1社に専属で任せ、自分で見つけてきた購入者も自分では契約できない)

の3つがあります。(中は大まかに簡略して説明してます、それぞれ一定の期間があります、再契約等も可能です)

 

①一般媒介は売主はどの不動産業者へ売買の依頼をしても構わない契約で、複数の不動産会社に売却の依頼をしてますよ、早く売れた不動産会社に手数料を支払いますよ。

といういわば早い者勝ちの方法です。

こうなると依頼されたそれぞれの会社は一斉に購入者を探します。

それぞれの会社は自分たちが購入者を見つけてきて初めて売却依頼をされた売主から手数料がもらえます。

 

なので、どんなに物件の手入れや、台風の準備、近隣の対応等も必死にやったA社ではなく、何もしなかったB社が購入者を連れてきて契約になった場合、B社しか売主から仲介手数料は貰えません。

そうなるとA社はB社から見ても「お疲れさまでした!手入れしていただいていたので売りやすかったです!」となります。

そうなると物件の手入れや管理等を率先してする業者はいないのが実状です。(そうはいっても全部の不動産会社がそうしないわけではありませんよ、少し大げさなたとえでもあります)

空き家で数社の売り看板がある物件で、庭の草木も荒れ放題を見るのはこういうことです。

そういう意味では売主様がある程度物件の管理もしておかないといけないこともあります。

 

 

じゃあ②や③での売却依頼をされた物件はどうなのか?

台風が近づいてきそうなときは、台風で飛ばされるものが無いか?、窓は開いていないかチェックに行く、台風が過ぎた後に雨漏れがないかとかチェックはしてます。

簡単に言うと売主から売却依頼されている1社となるため、売主から仲介手数料がほぼ確実にいただけますから。(※こんなこと書くと同業者から何かと言われますが書きますよww)

遠方にいて物件を管理できない場合は、やはり②や③の契約で信頼できる会社を選ばれて、売却依頼をされているのは、こういうこともお考えになられてると思います。(信頼置ける会社でないとそもそも鍵も預けれませんしね)

 

不動産仲介業は契約がなって、引き渡しが無事終了して初めて正規の仲介手数料がいただけるというビジネスなんですよね、なんか不思議なビジネスですよね。

 

 

さあ今度の台風も何もなければいいな。

 

 

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記事作成:R.SAKAMOTO(坂本)

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