前回から続いて高潮ハザードマップについて書いていこうと思います。
まずは高潮とは?
台風など強い低気圧が来襲すると、波が高くなると同時に海面の水位も上昇します。これを高潮といいます。高潮も波の一種ですが、周期が数時間と非常に長いため、波というよりむしろ海の水位が全体的に上昇する現象となります。海水のボリュームがけた違いに大きいため、一旦浸水が始まると、低地には浸水被害が一気に広がることになります。
国土交通省ホームページより
メカニズムなど詳しくは下記ホームページサイトを参考にしてください。
愛媛県では平成3年の台風19号の被害が床上・床下浸水等の被害を出したようです。
松山市では
三津浜を例に出しますと、地図左下の三津ふ頭あたりから地図右の方へ青い斜線で囲まれたところがありますが、ここが平成3年の台風19号で起こった高潮被害だそうです。
満潮と宮前川の増水が重なり住吉町や神田町が結構な被害で、床上1000戸、床下2000戸の浸水があったそうです。
伊予市や松前町は堤防決壊で床上50センチも増水したようです。
その当時のことを踏まえての昨年作成された高潮ハザードマップ。
今度作成されたマップの想定はかなり広範囲になってます。
「想定しうる最大規模の高潮」を前提とした高潮浸水想定区域図とのことです。
(既往最大規模の台風を想定
中心気圧 【室戸台風相当(900hpa)】
半径、移動速度 【伊勢湾台風相当(最大旋衡風速半径75km、移動速度73km/h)】
最大規模の高潮となるような台風経路を設定
堤防等は、設計条件を超えた段階で決壊と想定)
日々防災の準備も自治体も進めており、30年前と同じ条件なら以前ほどの被害は出ないかもしれません。
しかし、万が一を考えて避難経路等の確認はしておいた方が良いかもしれません。
まつやま高潮ハザードマップは
こちらを参考にしてください。
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記事作成:R.SAKAMOTO(坂本)
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