そうですね、たまにはまじめに不動産やリノベーションのことも書かないと...
という天の声からのアドバイスもありまして、明日からはリノベーションの施工例シリーズの続きを少し書きますが、ここでリノベーション物件の予算配分を少し解説します。
昭和60年代前後の所謂新耐震基準以降、築年数35年前後の30坪2階建て戸建て住宅の例を見てみます。
- 外壁、外回り(駐車場工事含む)
これくらいの年代になると外壁は一度は塗りなおしているとまだいい方で、ほぼ手付かずの事が多いです。
屋根も釉薬瓦ではなくセメント瓦の場合は外壁、屋根まで塗装することがありますが、足場も必要なために150万円前後の予算が必要となります。
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間取り、大工仕事
昭和の家となると、まず対面式キッチンを見ることはありません、北側の窓に向かって皆に背を向けて料理を作る昭和式では今時の家とは言えません。
また細かく区切った和室や狭い部屋も多く、今は広く大きなリビングが好まれますので、そのあたりの間取り変更や建具交換、床の段差無しを解消工事等は結構予算が必要です。
家の大きさにもよりますが、250万円前後は予算が必要です。
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内装、意匠
壁がべニアみたいなチープな板張り、事務所のような天井材、トイレの腰壁まである不気味な色のタイル、薄暗い階段、和室の壁はうっかり背中を付けるとキラキラしたものが着く等々、今の家ではありえないレトロとは言いきれない不思議な内装や意匠に纏われてます。
こういうのも間取り変更しない部屋等も替えていきます。
クロス工事が一番安上がりですが、最近では珪藻土や海外製の塗料で塗ることもありますが、その場合結構な予算が必要となります。
また階段の架け替えや手摺工事等々いろいろ細かく見ていくとキリがないところでもあります。
一般的には250万円前後は見ておいた方が良さそうです。
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水周り等設備
和式トイレ、タイル貼りの小さな浴槽の風呂、黄ばんだ洗面台、ガスコンロ置くタイプの流し台とよばれるキッチン。
これらは選ぶものによって大きく予算が変わってきます。
トイレで35万円前後、ユニットバス変更で60万円前後、キッチンで100万円前後は平均的に掛かってるかなと思います。
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その他(電気工事や給湯工事等々細かいもの)
そのほかにコンセント追加や分電盤増設工事、給湯器等々の細かいことも工事中は出てきますので、100万円前後は用意しておきたいですね。
以上合計すると、大体900万円前後になります。
もちろん物件の元々の程度によって、150万円前後金額は今までの経験からすると差は出てきます。
なかなか新築検討するくらい労力と時間を使うのが「中古住宅+リノベーション工事」です。
でもご心配なく、物件探しからリノベーション工事までしっかりご提案いたします。
また、リノベーション工事をした売り物件もご紹介可能です。
それから現在リノベーションプロジェクト進行中の物件もこちらのブログで随時紹介いたしますので、お楽しみに。
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記事作成:R.SAKAMOTO(坂本)
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