不動産大好きRのブログ

リノベーションの解説や不動産の事、たまに食べ物や音楽など好きなことを書いてるブログです

これからの地方都市での中古不動産物件の展望とかを考えたりします

時々仕事しながら、不動産物件見ながら思うことがあります。

 

 

「中古住宅購入+リノベーション工事」での不動産購入者は今後は増えていくの?

都会では中古住宅、と言ってもマンションがほとんどですが、この流れいろんな人に伺ってみると、明らかに増えてるそうです。

 

では地方では?

うーんまだ全然かな?というのが現場で動いている私の感想です。

 

地方の場合ほとんど市場に出てるのが中古は戸建てです、中古マンションは中古住宅の3割くらいもあればいい方です。

土地も安いのでそもそも新築購入者もほとんどが戸建てですから。

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いらすとや

 

地方ではマンションではなくて中古戸建購入+リノベーション増えていくのでは?

そう思いがちですが、なかなかそうはいかないのが地方の実状です。

 

一番の難関は、「リフォーム・リノベーション費用の金額が分からない」これが結構な問題なんです。

マンションは室内だけのリノベーション工事だけで済みます。

ですが、戸建ての場合は室内はもちろん、外壁や屋根、駐車スペースや外構工事が掛かりますし、マンションと比べて木造住宅が圧倒的に多く、構造上補強を余儀なくされることもあります。

そうすると物件を見ただけでおおよその予算を立てるには、早くても1か月弱の時間が掛かります。

そうしている間に、物件が売れてしまったりすることも過去にはありました。

 

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補強ポイント

また、工事が始まって一部解体作業に入ったのですが、どうしてもこの場所に補強しないといけないんだ、という部分が出てきたりします。

そうすると最初に考えていた間取りの一部の変更を余儀なくされたり、補強での予算が上がることもありました。

 

この辺りの事が明確に、そしてスピーディーに行かないとなかなか「中古住宅購入+リノベーション」という選択をされる方が増えるのは難しいです。

 

地方で多いのは「業者買取後リフォーム工事してからの再販」です

これは一番わかりやすく、業者が前所有者から中古住宅を買取、その後リフォーム・リノベーション工事を施し、その後一般の方に販売するというシステムです。

これなら物件の総金額もはっきりしているし、出来上がりも見てわかりますし、購入後すぐに住めるというお気軽さがあります。

確かに全国大手の会社も地方では結構な数を売り出しています。

それだけ需要があるということです。

しかし、どの家を見ても同じリフォームのテイストに飽きてしまったとの意見も最近聞くようになりました。

そこで大手家具量販店の家具などを配置して目線を変える工夫もしてきてます。

 

中古住宅購入したけど他にはないテイストで友達呼んで見せたい!

そんなお声も耳にします。

やっぱりこれからは安心安全はもちろんなんですが、デザインはもちろん、令和ならではの仕様の間取りや使い方の提案ができる「中古+リノベーション工事済物件」が求められると思います。

そんなこと考えてるとあっという間に時間が過ぎますが、楽しいひと時でもあります。

 

 

このブログは日々の何でもないことや、不動産の仲介物件の解説、リノベーションのアイディアや施工事例、不動産購入の知識を増やすためのお話等々幅広く、また好きな音楽の事や本などもテーマで書いております。

 

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記事作成:R.SAKAMOTO(坂本)

 

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