※こちらの物件は販売済となりましたので、ブログの内容を一部変更しております。
いつもの紹介とは違って今回はリノベーション案からの紹介。
というのも、リノベーション必須物件と言えるからです。
昭和55年建築ですので旧耐震基準の建物になります。
これをリノベーションして住む場合一応耐震工事は施しておいた方が良いと思われますし、やはり一部は床の緩いところもありますし、設備は古いです。
ただ、北西側が法面で少し下がって公園があり、そこには桜の木があって春には何とも言えない景色が台所から見えるそうです。
それは何とも言えない立地ですね。
では先ずは現況の間取りのご紹介。
現況の間取り
この既存の家の特徴は
①この時代のよくあるケースですが、駐車スペースは1台しかありません。
②1階が広く2階は最低限の2部屋、まだ2部屋あるだけ良し。
③道路は東南方向にありますが、キッチンが北面にあり暗いのとリビング的なものが和室になっています。
④トイレが各階1か所あるのは良しです。
⑤和室の2間続きは客間になりがちで、明るいところがいつも使わない感じが勿体ない間取り。
⑥プライベートが保てる部屋が2階の2部屋しかないのがちょっと気になる。
他にもいろいろ細かいこと言うとありますが、もしこの家がそのまま壁紙だけ替えて売りに出てたらどんな人が買うのでしょうか?
ではこれを1階だけリノベーションした場合どうなるのか?
リノベーション案
既存の間取りと対比します
①先ずは道路と建物の間隔が2.4mあるので塀を壊してもう1台駐車スペースを確保しました。
②1階だけでも将来夫婦で暮らせるように寝室を1階に持ってきてます、さらに桜を見れるように寝室に続いて畳の間を設けました。
寝室は合計で14帖でウォークインクロ―ゼットも取りました。
③和室の2間続きをやめて明るい位置にLDKをもってきてます。
オープンな外構になって道路の目線も気になりそうですが、ここは小規模な分譲地で前面道路を使う人も限られるのであまり気にならないかも。
対面キッチンを考えましたが、壁に向かってL方キッチンにして、シンク横に家事スペースがあると良いかなと思いました。
④トイレ位置はそのままですが、新しくやり替えて、浴室もユニットバスにしました。大きなバスユニットも考えましたが、予算も考えつつ大きさは同じで。
⑤これは③でご説明した通り、2間続きは今のご時世必要無いかと。
⑥これで2階の2部屋と1階の和室付きベッドルームで3部屋のプライベートな空間が持てる個室が出来ました。
1階のベッドルームにつながる和室は桜をここに座って眺める、良いと思いませんか?
家事動線を考えてキッチン側から洗面所へ行けるようなものも考えましたが、個人的には洗濯機・乾燥機の性能の向上もありますし、キッチンのパントリーや家事スペースを優先しました。
さあ次回からは物件の現況写真を見ながらご紹介していきます。
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記事作成:R.SAKAMOTO(坂本)
NO.530