では前回からの続きです。
この間取りをどうリノベ時に帰るかを検討した流れをご紹介。
前回は第1案をご紹介なので、今回は第2案から最終案まで一気に行きます。
第2案です。
外観和風だけど思い切ってすべて洋室に変更。
収納たっぷりの3LDKで良いんじゃない?
各個室に1間半の収納付きで対面キッチン、和室がないので今の若い方にも全然受け入れられるのではないかと。
じゃあ第3案では?
二間続きの和室を壊してLDKを持ってくる、陽当たり最高の場所です。
和室は一応玄関の近くにあって来客対応もできる。
北東の洋室との間を壁で仕切って完全個室3部屋の3LDKでも良し。
しかしなんとなく釈然としない。
では第4案は?
対面キッチンではないけれどLDKに接して和室がある。
そしていつも居るLDKは一番明るい場所に配置されてる。
個室にもしっかり収納有で3LDKですが、3人家族をイメージした間取り。
これはこれで良いなという意見もスタッフからはありました。
しかし面白みがない、なにかリノベでアッというもの造りたい。
そこで最終案のちょっと前に出来たのがこれです。
配置はこれでいいのですが、内装を決めるのにいろいろとありました。
せっかくの和室二間続きなのでしかも和の良い雰囲気がありました、これをなんとか残しつつ良い感じでリノベしたい!
これを生かしたLDKにしたいと言う我がまま、そして一番明るい場所にLDK、対面キッチンも欲しいし、和室も一部屋は要る、しかし独立した3部屋のある3LDKの平屋の家で行こう!
ということでこの間取りが最終となりましたが、最終案ちょっと前ということなんですが、実はLDKは床は畳敷きみたいな仕上げを考えてました。(図面もLDKがなんとなく緑色)
しかし、この仕上げは買う人を選ぶかもしれない、ということで最後まで悩んでLDKの床は写真のようになりました。
最終的には工事途中で、ご購入意思を頂きました。
リノベーションの難しさでもあり、面白さでもあるの、は最初に決めていたものが工事途中で少しずつ変わっていくところですかね。
床は畳で行こう!→やっぱりタイルも良いんじゃない?→木の感じがやっぱり落ち着く...
みたいな感じで。
こういう現場での変化についてきてくれる大工さんや施工業者さんは希少ですね。
お互いがこの工程を楽しめると尚良いですけど。
簡単にリノベーションして売り出してるようですが、結構何案も間取り考えてるんですよ。
間取りは徹夜で考えたりしてるのでおっさんにはキツイこともありますが、楽しいひと時でもあります。
工事も大事ですが、一番最初に間取りが出来ないと何も進みません。
間取りだけ考えだけだと良いのですが、この後は見積もり依頼、見積もり精査、交渉、着工、工事中の打ち合わせ等々...
これはこれで楽しいですが、間取りを考える方がはるかに楽です。
現地には2日に1回は足を運んでいろいろ悩みますもんね、仕上がりの事とかイレギュラーなことも出てきますし。
しかしそういう苦労も、購入いただいて初めて、すべてが正解だったということになります、努力が報われる瞬間でもあります。
そのためにやってますね、たぶん。
好きじゃないとやってられない仕事かもね。
このブログは日々の何でもないことや、不動産の仲介物件の解説、リノベーションのアイディアや施工事例、不動産購入の知識を増やすためのお話等々幅広く、また好きな音楽の事や本などもテーマで書いております。
ダイレクトにメールお問い合わせはこちらへ→sakamoto@nishi-nihon-h.com
記事作成:R.SAKAMOTO(坂本)
NO.450 441days in a row