最近では新築住宅でも敷地のそんなに広くないこともありますし、和風の外観の家が少なくなってきたのもありますが、「門かぶり松」を見かけることが少なくなりました。
「門かぶり松」とは松の枝が1本だけ長く横に伸びていて、その下を人がくぐれるようにしている松の事を言います。
大きな平屋の家や、外門のある家、昭和40年代くらいの建築の一軒家にはまだ見られる光景です。
日本庭園では定番な設えでもあり、立派な門かぶりの松を見るために庭園に足を運ぶファンもいるとのこと。
この「門かぶりの松」ですが、昭和後期や平成生まれの方にはあまりなじみのないものですよね。
私が昨年担当いたしました平屋のリノベーションの家ですが、ここにも立派な松ありましたよ。
この下をくぐって敷地内に入ります。
ウエルカム松の木と個人的には呼んでます。
写真のような横に延びるまで結構手間と時間が掛かります。
この物件の購入者様は20代だったので、
「ハイルーフの車が入るのにギリギリの高さですし、もったいないけど切りますか?」
とお声をおかけしましたが、
「いえいえ、せっかくの縁起物ですし、残してください、こうなるまでの年月を考えると切るなんてもったいない。」
とおっしゃられました。
年代云々ではなく、違いと良さが分かる人には分かるんですよね。
この松も家の一部で、全部がトータルコーディネートなんですよ。
しかも枯れていない、良い気が流れてますよ、きっと。
車で走っていて見かけたのですかさず写真です。(すいません、表札とかはわからないようにしました、盗撮ではありませんよ...)
松ではなく「門かぶり槙」というのもあります。
木の種類が違うんです。
写真のこちらは剪定されて結構立派ですし、丸な感じがカワイイと思いました。
さあ現在販売中の梅津寺の「海が見える平屋で地下倉庫のある家」ですが、ここにも立派な松がありますよ。
リノベーション工事完成前に剪定は致します。
因みに下世話な話ですが、このレベルの大きさの松を購入となると、数十万円は購入時に掛かります。(運搬代や掘る代金はまた別途必要)
そういう意味でも切るなんてもったいない!
と思っちゃうのは私だけでしょうか?
ご見学者の中には切ってしまおう、門も解体してしまおうという方もいらっしゃいましたが、購入後はご自分の物なのでどうしようがご自由です。
何も言いません、言えません。
でもー、そういうのもひっくるめて、この家なんですよねー、できればそのままでお願いします!
そういう気持ちでリノベーション工事すすめてます( ´艸`)
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それだけ読まれてるので誤字脱字に気を付けながら頑張って書いていきます!
記事作成:R.SAKAMOTO(坂本)
NO.631