我々不動産業者は主に中古住宅や土地の場合気を付けて調べるのが
①道路
③近隣との境界
の3つですかね。
その中の②ライフライン、これは主に水道・電気・ガスといった生活するのに必要な設備が敷地迄整備されてるかどうかの確認です。
そして排水、引き込んだ水道を排水する経路はどうなのか?
ここを疎かにすると大きなトラブルになりかねません。
上の写真のように道路に下水と書いたマンホールがある、これだけで下水道管埋設ありと物件の概要書(マイソク)に書いている不動産業者もいます。
いえいえ、この写真のように各市町村のマークが無いものは、まず疑わなければいけません。
①の道路を調べると分譲した時の会社の名義のままの公衆用道路。
そうなると分譲会社が将来この団地まで下水道が来ると想定して下水道管を埋設したと考えられます。
しかも昭和40年代に。
松山市の場合は
こんな風に「まつやまし」と記載されてるのが普通です。
上記の写真の蓋がある物件ですが、詳しく調べてみるとやはり下水は前面道路まで来ておりませんでした。
となると排水は合併処理浄化槽を使用しなければいけません。
そうなると家の計画での予算組や、浄化槽の埋設位置等も考えてのプランニングが必要となります。
不動産の売買はいろんな調査をしなければいけないので、大変な仕事です。
知識だけではなく、調査した数や経験に仲介件数にその精度は比例すると言っても良いです。
そういう担当かどうか、購入希望者も厳しい目で見ておかないといけませんし、我々もそうみられてると思ってこれからも仕事しないといけないなって思ってます。
ロッテの佐々木投手の大偉業を昨日見てなぜか背筋がピンとした今日の午前でした。
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記事作成:R.SAKAMOTO(坂本)
NO.474