このブログでも不動産売却時には、図面は捨てずにちゃんととっておいた方が良いですとお伝えしております。
相続時にはよくわからなくて、権利書と契約書があればなんとかなるのでは?
そう思ってる方も多いです。
まあ実際それでも不動産の売買ではさほど問題にはなりません。
ですが、この家がどういう経緯で建ったのかがわかるのは、打ち合わせした図面だったり、建築確認の時に提出した図面なんですよね。
昭和の50年代の家となると、図面がない確率は平成建築と比べてはるかに多くなります。
なので今回ご相談頂いた家の図面があったのは嬉しいです。
リノベーションの物件工事検討時に現場で、ほぼ1回見ただけで建物の中は記憶できますので、後は撮った写真と動画を照らし合わせながら、窓の位置やドアの大きさ等を入れて現況間取りを書いていきます。
今回は図面はありましたが現況建っているものとはとは少し異なってます。
昭和の50年代となると建築途中で変更し、軽微な変更だということでそのまま建築が進むこともまああった時代。
今はほとんど駄目です。
いろんなことを考え巡らせながら、図面を起こしていくのは、楽しい作業でもありますが、時間と労力も要る作業でもあります。
今の建築の図面は、CADを使って正確にきれいに書かれてますが、この時代はすべて手書き。
設計士の手間も当時は結構掛かってましたね。
設計士の性格や時のきれいさ丁寧さが図面一枚でよくわかります。
でもなんというか手書き図面は味があります。
家づくりは間取りの打ち合わせしているときが一番楽しいともいわれます。
そういった打ち合わせの経緯が見れるので図面を見るのは楽しいです。
その当時の流行や使っていた材料もよくわかります。
訓練はしてるので上記の写真のような図面も我々は書けますが、便利なCADとかを一度知るともう無理ですね。
一度便利で楽なものを覚えると、ワザワザ手間のかかることを人間はやりたくなくなるんですよね。
こうしたブログもパソコンだから打てるけど、手書きでは多分無理です。
習字を習いに行かないと、人さまに読んで頂けません。
習字か、習おうかな?
このブログは日々の何でもないことや、不動産の仲介物件の解説、リノベーションのアイディアや施工事例、不動産購入の知識を増やすためのお話等々幅広く、また好きな音楽の事や本などもテーマで書いております。
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記事作成:R.SAKAMOTO(坂本)
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