ちょっと次のマンションリノベーションのプロジェクトに進む前に、
別の現場での仕上げについてご紹介してみたいと思います。
今回は「天井の梁」の話です。
- 最終仕上がり
- 実は、天井は4ブロックに分かれています
- あえて「フェイク梁」を追加しました
- ①と②の高さの違い
- 人は、天井を真下から見ない
- 梁がない方が理想。でも…
- 分譲マンションリノベは“制約との対話”
- 次のプロジェクトへ
最終仕上がり

まずは仕上がり写真から。
このマンションはもともとカーペット仕様でした。
フローリングへ変更する際、どうしても床が少し上がります。
そうなると問題になるのが――天井高のバランスです。
もともとそれほど天井が高いわけではなく、さらに床が上がることで、
既存の「梁(はり)」の下がりがより目立ってしまう状況でした。
実は、天井は4ブロックに分かれています

写真を見ると、
キッチンとリビングの天井に十字に梁があります。
一見するとデザインのようにも見えますが、
実はこの天井、①~④の4ブロックそれぞれで微妙に高さが違います。
拡大すると、その差が分かります。
本来であれば、この高さの違いが
どうしても“段差”として違和感になります。
あえて「フェイク梁」を追加しました
そこで今回考えたのが、
丸で囲っている部分に梁を追加するという方法。
ここは本来、梁が必要な場所ではありません。
ですが、あえてフェイクで梁のように造作しました。
目的はひとつ。
高さの違いを“デザイン”に変えること。
①と②の高さの違い

このアングルで見ると、①と②の天井高が違うことが分かります。
通常ならこの差が気になってしまいますが、梁を十字に通すことで、
天井が「区切られたデザイン」に見えるようになります。
結果として、
-
妙な段差に見えない
-
意図的な空間構成に見える
という効果が生まれました。
人は、天井を真下から見ない
実際に生活していると、天井は真下から見上げることはほとんどありません。
多くの場合、斜めから見上げる形になります。
そのため、
「梁があるな」とは分かりますが、
各ブロックの高さが微妙に違うことには
ほぼ気づきません。

梁がない方が理想。でも…
もちろん、梁がない方がすっきりします。
ですが、マンションには構造上どうしても動かせない梁や制約があります。
無理に隠そうとするよりも、中途半端に加工するよりも、
「だったら、潔く梁を足してしまう」
マイナスを隠すのではなく、あえてプラスして整える。
今回の工夫は、そういう発想です。
分譲マンションリノベは“制約との対話”
分譲マンションには、構造・配管・高さなど、さまざまな制約があります。
その中で、
-
どう見せるか
-
どう整えるか
-
どう違和感を消すか
これは経験の積み重ねがものを言います。
制限があるからこそ、工夫の余地が生まれる。
それがマンションリノベの面白さでもあります。
次のプロジェクトへ
そして今、
少し驚いていただけるような
マンションリノベーションのプロジェクトを企画中です。
またご紹介できるタイミングが来たら、このブログでお伝えします。
少し楽しみにしていてください。
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記事作成:坂本(R.SAKAMOTO)
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