
不動産売却の結果は、
契約形態だけで決まるものではありません。
その背景には、業界そのものの「構造」があります。
いま四国エリアで起きている変化は、その構造に関わる話です。
SUUMOが成功報酬型へ移行
これまで多くの不動産ポータルサイトは、
「月額固定費」で物件を掲載する仕組みが一般的でした。
しかし今回、SUUMOは四国エリアにおいて
掲載 → 仲介成立 → 成功報酬発生
というモデルへ移行しました。
契約が成立した場合、1件あたり一定額(ケースによっては10万円以上)の費用が発生する形です。
制度開始は2月4日。
まだ結果は出ていません。
ただ、費用構造が変われば、行動も変わる可能性があります。
今後、想定される変化
現時点で断定はできません。
しかし構造上、次のような動きは考えられます。
・掲載物件数を絞る会社が出る可能性
・媒体選定をより慎重に行う動き
・“売れる見込みが高い物件”へ注力する傾向
これは煽りではなく、経済合理性に基づく自然な反応です。
実際の影響が見えるのは、おそらく半年ほど先になるでしょう。
なぜ地方(四国エリア)が成功報酬となるのか
ここは興味深いポイントです。
都市部では、
・物件掲載数が多い
・不動産会社も多い
・掲載課金だけでも収益が見込める
一方、地方は市場規模が異なります。
今回の制度変更が、
・地方市場の収益構造再設計なのか
・エリア強化戦略なのか
・リクルートの本気度の表れなのか
外からは断定できません。
ただ言えるのは、
SUUMO側も地方市場をどう伸ばすかを
本気で考え始めた可能性があるということです。
売主が確認すべきこと
重要なのは、ポータル側の事情そのものではありません。
売主として確認すべきなのは、
・あなたの物件は、どの媒体を主軸に販売活動するのか
・その媒体選定に、どのような意図があるのか
・費用構造の変化を踏まえた販売戦略が組まれているのか
媒体の名前そのものよりも、「なぜそれを使うのか」「なぜ使わないのか」を
説明できるかどうか。
そこに営業姿勢が表れます。
販売ポータルサイトの選択は、単なる掲載作業ではなく、戦略の一部です。
構造が変わりつつある今、媒体選定の考え方もまた、
担当者の力量を映す要素になってきているのかもしれません。

これから起きることは、半年後に分かる
成功報酬化によって、
・suumoへの掲載数が減るのか
・逆に情報の質が高まるのか
・本気の会社だけが残る構造になるのか
答えはこれから出ます。
半年から1年後、この仮説がどうなっているのか。
そのとき改めて検証してみようと思います。
不動産業界は、大きな音を立てずに変化します。
そしてその変化は、売主の選択に確実に影響します。
契約形態だけを見るのではなく、構造の変化を理解し、
戦略を一本にできる相手を選ぶこと。
それが、これからの売却ではより重要になっていきます。
このブログでは、日々のちょっとした出来事から、不動産の仲介物件の解説、リノベーションのアイデアや施工事例、不動産購入に役立つ知識まで、幅広いテーマを発信しています。
そのほか、好きな音楽や読んだ本、よく行くお店のことなども、気ままに書いています。
最近では、記事をきっかけに直接ご連絡をいただくことも増えてきました。
いつも読んでくださっている皆さまに感謝しつつ、これからも役立つ情報をお届けしていきます。
記事作成:坂本(R.SAKAMOTO)
NO.885
モレスキン(Moleskine)
モレスキン ノート 星の王子様 ノートブック ハードカバー 横罫 ラージサイズ(横13cm×縦21cm) ブラック ギフトボックス入り LEPP04QP060BOX
LEPP04QP060BOX




