おかげさまで、このブログも約4年前に書き始めて以来、今回で800回目を迎えました!🎉
読者の皆様から「家づくりの参考になる」「音楽や映画の話が面白い」などと励ましの声をいただき、とても感謝しています。
1000回を目指して、これからもコツコツと書き続けていきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします!
12月に入りましたが、まだ過ごしやすい陽気が続いていますね。
本格的な冬は20日過ぎくらいからでしょうか。
さて、昨日から梅津寺の物件で屋根工事が始まりました。
これに伴い、物件の販売も一時ストップしております。
今回の屋根工事も、いつものリノベーション工事と同様に詳しくレポートしていきます。
昨日の午前10時ごろ現場に行ったところ、既に海側の棟の屋根瓦がほとんど除けられていました。
職人さん5人がリレー形式で瓦をトラックへ積み込んでいる様子は、とても手際が良く驚きました。
「これ、今日中に終わりそうですか?」と尋ねると、
「いやいや、明日までかかります。トラックで瓦を処分場へ運ぶ往復もあるので」とのこと。
プロの仕事は効率的に見えても、実際にはしっかりと計画が練られているんですね。
もちろん、作業中は事故が起こらないよう十分お願いしています。
安全第一です!
この状態を見て気になることがあります。
赤丸で囲った部分が、まるで団子を上から潰したような形をしています。
これは主要な瓦がズレないようにする「ストッパー」の役割を果たしているそうです。
確かに、軒先や端の部分など、瓦が落ちてはいけない箇所に設置されています。
こういう技術は現場で実際に見ると、とても勉強になりますね。
瓦を除けたあとの屋根は、粘土質でグレーっぽい状態になっていました。
これは長年の間に屋根瓦が少しずつ溶けて固まったものだそうです。
この状態では、雨が瓦の間から入り込んだ際、水をせき止める土の「保水効果」がほぼ失われているとのこと。
放置しておけば、近いうちに雨漏りが発生する可能性が高かったようです。
屋根を思い切って全面改修する判断をしたのは、やはり正解だったと思います。
そして明日からは、この粘土状になった土の除去作業が始まります。
これが非常に大変な作業とのことで、職人さんの腰が心配です。
この棟のところが一番重いんじゃないかしら。
瓦と土が「瓦+土+瓦+土」のミルフィーユ状に重なっているため、相当な重量になっています。
こんなにも重いものが家の上に載っていると思うと、柱や構造材への負荷は想像以上ですね。
これをすべて取り除けば、家全体の安全性が大きく向上します。
その後は以下の流れで工事が進む予定です。
①土の除去
②コンパネを貼り付け
③ルーフィング(防水シート)を施工
④ガルバリウム鋼板の取り付け
⑤天井裏の清掃とクロスの補修・張り替え
⑥庭の剪定作業(12月28日までに完了予定)
すべての工事が無事に、そして安全に終わることを願っています。
寒くなりますが、外作業の方々が元気に作業できる環境でありますように!
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記事作成:坂本(R.SAKAMOTO)
NO.800